outsheet/insheetの使い方
Stataで扱ったデータをcsvファイルとして出力、あるいはStataにcsvファイルを読み込むための「outsheet/insheet」というコマンドの使い方を紹介していきます。
1. CSVファイルを出力する
CSVファイルを出力するときには、「outsheet」というコマンドを利用します。
「outsheet using ファイル名, comma」と指定することで、CSVファイルを出力することができます。ファイル名は、拡張子まで含めます。
outsheet using mydata.csv, comma
【図1】
図1を見ると、1行目には変数名、それ以下にはデータというStata上の表と同じような形式で出力されていることが確認できます。
また、outsheetコマンドを利用する際には、ファイル名の後ろにある「comma」は必ず指定が必要です。このオプションを打ち込まないと、図2のように同じセル内にデータが出力されてしまいます。
【図2】
2. CSVファイルを読み込む
次に、CSVファイルを読み込みについてです。先ほど出力した「mydata.csv」を読み込んでみましょう。CSVファイルの読み込みのときには「insheet」というコマンドを利用します。
insheet using mydata.csv
「insheet using CSVファイル名」と指定することで、CSVファイルを読み込むことができます。ファイル名は、outsheetと同様拡張子まで含めます。
コンソール上には、2つの変数(2 vars)と10のデータ数(10 obs)という図3のような情報が表示されます。
【図3】
【図4】
図4を見ると、CSVファイルの1行目、var1とvar2という変数名でそのまま定義されていることがわかります。このようにCSVファイルは出力/読込時に変数を引き継ぐことができるので、Excelファイルよりもデータを扱いやすいです。