a.「全員に可能な限り最良の医療を保証すべき」

公平性

所得に関係なく命や健康を守れる → 格差の縮小・弱者保護につながる。

病気が原因で生活が崩れるのを防ぐ(セーフティネット)。

 

効率性

予防・早期治療が進むと、将来の重症化や医療費増を減らせる可能性。

ただし「可能な限り最良」を無制限に保障すると、需要が増えすぎたり(過剰受診)、医療資源(医師・病床・予算)が不足し、費用が急増しやすい。

自己負担が小さいと使いすぎが起きる(モラルハザード)→ 非効率になり得る。

 

 

 

b.「解雇されたら、次の仕事が見つかるまで失業手当を給付すべき」

公平性

失業中の生活を支え、急な収入ゼロの不公平・不安定を和らげる。

家計崩壊を防ぎ、社会的弱者の保護になる。

 

効率性

すぐに「何でもいい仕事」に飛びつくより、技能や希望に合う職を探せて、より良いマッチングになり生産性が上がる可能性。

ただし給付が長く手厚すぎると、求職のインセンティブが弱まり、失業期間が伸びて効率性が下がる可能性(モラルハザード)。

→ だから実務では、給付期間・額、求職活動の条件、職業訓練のセットなどで「公平性と効率性の両立」を狙うことが多いです。