1.1 消費者パート – 問題6(解答・解説)

解説と解答

この問題は、交差価格弾力性の考え方で判断できます。

交差価格弾力性は、他の財の価格が変化したときに、ある財の需要量がどれだけ変化するかを表します。

$$E_{xy}=\frac{\%\Delta Q_x}{\%\Delta P_y}$$

  • $E_{xy} > 0$ のとき:粗代替財
  • $E_{xy} < 0$ のとき:粗補完財
  • $E_{xy} = 0$ のとき:独立財

問題の確認

他の条件を一定とすると、

  1. 紅茶の価格が上昇すると、コーヒーの需要量が増加した。
  2. 食パンの価格が上昇すると、バターの需要量が減少した。

判定

1つ目:
紅茶の価格が上がると、コーヒーの需要量が増えている。
これは、消費者が紅茶の代わりにコーヒーを選んでいることを意味するので、
コーヒーは紅茶の粗代替財です。

2つ目:
食パンの価格が上がると、バターの需要量が減っている。
これは、食パンとバターが一緒に消費されやすい関係であることを示すので、
バターは食パンの粗補完財です。

各選択肢の検討

  1. 誤り
    コーヒーは紅茶の価格上昇で需要が増えているので、粗補完財ではなく粗代替財です。
    また、バターは食パンの価格上昇で需要が減っているので、粗代替財ではなく粗補完財です。
  2. 正しい
    コーヒーは紅茶の粗代替財、バターは食パンの粗補完財です。
  3. 誤り
    独立財なら、一方の価格が変化しても、もう一方の需要量は変化しません。
    今回はどちらも需要量が変化しているので、独立財ではありません。
  4. 誤り
    コーヒーは粗代替財ですが、バターは粗代替財ではなく粗補完財です。
    したがって、「どちらも粗代替財」という部分が誤りです。

解答

正解は です。

コーヒーは紅茶の粗代替財、バターは食パンの粗補完財 となります。