マンキュー経済学Ⅰ(ミクロ編) – 5章 – 理解度確認テスト7

問い

供給の価格弾力性はどのように計算されるか。それを例を通して説明しなさい。


答え

1. 供給の価格弾力性とは

供給の価格弾力性とは、
「価格が変化したときに、供給量がどの程度変化するか」を示す指標です。


2. 計算式

式(基本)

$$
\text{供給の価格弾力性}=\frac{\text{供給量の変化率}}{\text{価格の変化率}}
$$

変化率を具体的に書くと、

$$
\text{供給の価格弾力性}=\frac{\frac{\Delta Q_s}{Q_s}}{\frac{\Delta P}{P}}
$$

  • $Q_s$:供給量
  • $P$:価格
  • $\Delta Q_s$:供給量の変化分
  • $\Delta P$:価格の変化分

3. わかりやすい意味

  • 価格が少し上がるだけで供給量が大きく増える
    供給は弾力的(弾力性が大きい)
  • 価格が上がっても供給量があまり増えない
    供給は非弾力的(弾力性が小さい)

4. 例で説明

ある商品の価格が 10%上昇したとき、供給量が 20%増加したとする。

このとき、供給の価格弾力性は

$$
\text{供給の価格弾力性}=\frac{20\%}{10\%}=2
$$

したがって、

$$
\text{供給の価格弾力性}=2
$$

1より大きいので、供給は弾力的 である。


5. もう少し具体的な数値で見る(参考)

価格が ($100$円) から ($110$円) に上がった(10%上昇)、
供給量が ($50$個) から ($60$個) に増えた(20%増加)とすると、

  • 価格の変化率

$$
\frac{110-100}{100}=\frac{10}{100}=0.1=10\%
$$

  • 供給量の変化率

$$
\frac{60-50}{50}=\frac{10}{50}=0.2=20\%
$$

よって、

$$
\text{供給の価格弾力性}=\frac{0.2}{0.1}=2
$$


テストで書ける答案用(短く)

供給の価格弾力性は、価格の変化に対して供給量がどれだけ変化するかを示す指標であり、

$$
\text{供給の価格弾力性}=\frac{\text{供給量の変化率}}{\text{価格の変化率}}
$$

で計算される。
たとえば、価格が10%上昇し、供給量が20%増加した場合、供給の価格弾力性は

$$
\frac{20\%}{10\%}=2
$$

となり、供給は弾力的である。