3章 – 理解度確認テスト2
絶対優位と比較優位は、どちらも「誰がどの財を作るのが得か」を見る概念であるが、基準が違うのである。
絶対優位(absolute advantage)
同じ資源(労働時間など)で、より多く生産できる(=生産性が高い)国・人が持つ優位である。
例:1時間で
- A国:ワイン 10、本 5
- B国:ワイン 6、本 4
→ A国は両方で生産量が多いので、両方に絶対優位があるのである。
比較優位(comparative advantage)
機会費用がより低い国・人が持つ優位である。
「どっちが上手いか」ではなく、何を作ると“損が小さいか”(諦める量が少ないか)で決まるのである。
上の例で機会費用を計算すると:
- A国:ワイン1の機会費用=本 5/10 = 0.5
- B国:ワイン1の機会費用=本 4/6 ≈ 0.67
→ A国はワインの機会費用が低い=ワインに比較優位である。
逆に本はB国の方が機会費用が低くなり、本に比較優位が出ることがあるのである。