2章 – 理解度確認テスト8
8.経済学における2つの分野とは何か。また、それぞれの分野は何を研究しているのか。説明しなさい。
経済学における2つの分野
経済学は大きく ミクロ経済学 と マクロ経済学 の2分野に分けられる。
1. ミクロ経済学とは何か
ミクロ経済学は、家計・企業・市場といった個々の経済主体の行動と、その相互作用によって価格や資源配分がどのように決まるかを研究する分野である。
具体的には、以下を主な対象とする。
- 家計の消費行動(需要)と企業の生産・利潤最大化行動(供給)
- 市場における価格決定と取引量の決定(需要曲線・供給曲線)
- 市場の効率性(余剰、資源配分の効率、社会的厚生)
- 市場の失敗(外部性、公共財、情報の非対称性、独占など)
- 税や補助金、規制が個別市場に与える影響
要するに、ミクロ経済学は「個々の選択と市場メカニズム」を扱い、限られた資源がどのように配分されるかを分析する学問である。
2. マクロ経済学とは何か
マクロ経済学は、経済全体を一つのまとまりとして捉え、国全体の景気や物価、雇用などの総体的な現象がどのように決まるかを研究する分野である。
具体的には、以下を主な対象とする。
- 国内総生産(GDP)や経済成長
- 失業率と雇用(景気循環と労働市場)
- 物価水準とインフレーション・デフレーション
- 金利、貨幣供給、金融政策(中央銀行の政策)
- 財政政策(政府支出・税)と景気の関係
- 国際収支、為替レート、貿易の影響
要するに、マクロ経済学は「経済全体の動き」を扱い、景気変動の原因や政策の効果を分析する学問である。
ポイント
- ミクロ経済学:個々の経済主体と市場を対象に、価格決定や資源配分を研究する分野である。
- マクロ経済学:経済全体を対象に、GDP・物価・失業・成長などの総体的現象と政策効果を研究する分野である。