1.1 消費者パート – 問題8(解答・解説)
解答
正解は 4 です。
考え方
この図は所得消費曲線です。
所得だけが
\[
I_1 < I_2 < I_3
\]
の順に増えていくとき、最適消費点が
A → B → C
と移動しています。
所得消費曲線では、所得が増えたときに各財の消費量がどう変わるかを見ます。
- 所得が増えると消費量が増える財 → 上級財
- 所得が増えると消費量が減る財 → 下級財
図の見方
横軸が \(x\) 財、縦軸が \(y\) 財です。
A → B の変化
A から B へ行くと、右に動いているので \(x\) 財の消費量は増えています。
また、上にも動いているので \(y\) 財の消費量も増えています。
したがって、A → B では \(x\) 財も \(y\) 財も上級財です。
B → C の変化
B から C へ行くと、右に動いているので \(x\) 財の消費量は増えています。
しかし、下に動いているので \(y\) 財の消費量は減っています。
したがって、B → C では \(x\) 財は上級財、\(y\) 財は下級財です。
各選択肢の判定
1. \(x\) 財は A から C までの全区間で下級財である。
→ 誤りです。
図では A → B でも B → C でも、所得が増えるにつれて \(x\) 財の消費量は増えています。
したがって \(x\) 財は下級財ではありません。
2. \(y\) 財は A から C までの全区間で上級財である。
→ 誤りです。
A → B では増えていますが、B → C では減っています。
よって全区間で上級財とはいえません。
3. B から C では、\(x\) 財も \(y\) 財もともに下級財である。
→ 誤りです。
B → C では \(x\) 財は増えているので上級財、\(y\) 財は減っているので下級財です。
両方とも下級財ではありません。
4. B から C では、\(x\) 財は上級財、\(y\) 財は下級財である。
→ 正しいです。
結論
所得が増えたとき、
- A → B では \(x\) 財も \(y\) 財も増える
- B → C では \(x\) 財は増え、\(y\) 財は減る
したがって、正解は 4です。
試験での覚え方
所得消費曲線では、所得が上がったときに右へ行けば \(x\) が増加、上へ行けば \(y\) が増加と考えます。
増えれば上級財、減れば下級財です。
この図では B → C で「右に行って下がる」ので、\(x\) は上級財、\(y\) は下級財と判断できます。