マンキュー経済学Ⅰ(ミクロ編) – 6章 – 演習と応用8
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8a
図は下記。
最低賃金が非熟練労働市場の均衡賃金を上回っているなら、最低賃金は拘束的です。したがって、
- 市場賃金:最低賃金の水準
- 雇用労働者数:その賃金での労働需要量
- 失業労働者数:労働供給量 − 労働需要量
- 非熟練労働者への賃金支払総額:
最低賃金 × 雇用労働者数
となります。
8b
答え:雇用は減少し、その減少幅は需要の弾力性に依存します。
最低賃金をさらに引き上げると、企業が雇いたい非熟練労働者数は減るので、雇用は減少します。
そして、雇用の変化の大きさは、主に労働需要の弾力性に依存します。
- 需要が弾力的なら、雇用は大きく減る
- 需要が非弾力的なら、雇用の減少は小さい
したがって、供給の弾力性ではなく、需要の弾力性に依存するといえます。
8c
答え:失業率は上昇し、その変化は需要と供給の両方の弾力性に依存します。
最低賃金が上がると、
- 労働需要量は減る
- 労働供給量は増える
ので、失業者数は増えます。
したがって、失業率は上昇します。
また、失業率の変化の大きさは、
- 需要がどれだけ減るか
- 供給がどれだけ増えるか
の両方に関わるので、需要の弾力性と供給の弾力性の両方に依存します。
8d
答え:
- 非熟練労働への需要が非弾力的なら、最低賃金引き上げによって
賃金支払総額は増加します。 - 非熟練労働への需要が弾力的なら、
賃金支払総額は減少します。
理由は、賃金支払総額が
賃金 × 雇用量
だからです。
需要が非弾力的なら、賃金上昇によるプラス効果が、雇用減少によるマイナス効果を上回ります。
逆に、需要が弾力的なら、雇用減少の影響のほうが大きくなります。