マンキュー経済学Ⅰ(ミクロ編) – 6章 – 理解度確認テスト4 – 7
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4. 経済学者がよく価格規制に反対する理由を説明しなさい。
経済学者が価格規制に反対しやすいのは、価格規制が市場の働きをゆがめるからです。
具体的には、
- 価格上限は不足を生む
- 価格下限は余剰を生む
- 財が最も必要な人・最も効率よく生産できる人に配分されにくくなる
- 行列や闇市場など、無駄な取引コストが生じる
- 生産や供給の意欲を弱める
といった問題が起こります。
そのため、資源配分が非効率になると考えられます。
5. 政府がある財の買い手に対する課税を撤廃し、売り手に対して同規模の課税を行ったとする。この政策変更は、この財に対して買い手が売り手に支払う価格(税の支払いを含む)、買い手が負担する金額、売り手が受け取る金額(税の支払いを差し引いた金額)、および販売される財の数量にどのような影響を与えるか。
何も変わりません。
- 買い手が実際に支払う価格:変化しない
- 買い手の負担額:変化しない
- 売り手の受取額(税引後):変化しない
- 販売数量:変化しない
理由は、税を買い手に課すか売り手に課すかという形式は重要ではなく、重要なのは税額そのものだからです。税は買い手価格と売り手受取価格の間に同じくさびを作るため、結果は同じです。
6. 財への課税は、買い手が支払う価格、売り手が受け取る価格、販売数量にどのような影響を与えるか。
財に課税すると、
- 買い手が支払う価格は上がる
- 売り手が受け取る価格は下がる
- 販売数量は減る
つまり、税によって市場にくさびが入り、取引量が小さくなります。
7. 税の負担を買い手と売り手の間でどのように分担するかを決定する要因は何か。その理由も説明しなさい。
税負担の分担を決める要因は、需要の価格弾力性と供給の価格弾力性です。
- 需要が非弾力的なら、買い手は価格が上がってもあまり購入量を減らせないので、買い手の負担が大きくなる
- 供給が非弾力的なら、売り手は価格が下がってもあまり供給量を減らせないので、売り手の負担が大きくなる
つまり、より価格に反応しにくい側が、より多くの税負担を負うということです。