マンキュー経済学Ⅰ(ミクロ編) – 5章 – 理解度確認テスト1

1. 需要の価格弾力性(じゅようのかかくだんりょくせい)

定義

需要の価格弾力性とは、
「価格が変化したときに、需要量がどの程度変化するか」を示す指標です。

式(基本)

$$
需要の価格弾力性=\frac{需要量の変化率}{価格の変化率}
$$

変化率を具体的に書くと、

$$
需要の価格弾力性=\frac{\frac{\Delta Q}{Q}}{\frac{\Delta P}{P}}
$$

  • $Q$:需要量
  • $P$:価格
  • $\Delta Q$:需要量の変化分
  • $\Delta P$:価格の変化分

※ 教科書では、価格弾力性は符号がマイナスになりやすい(価格↑で需要量↓)ので、絶対値で表して説明することも多いです。

わかりやすい意味

  • 価格が少し上がっただけで需要量が大きく減る
    → 価格弾力性が大きい(弾力的)
  • 価格が上がっても需要量があまり減らない
    → 価格弾力性が小さい(非弾力的)

価格が 10%上昇、需要量が 20%減少したとすると、

$$
需要の価格弾力性=\frac{-20\%}{10\%}=-2
$$

絶対値で見ると、

$$
\lvert -2 \rvert = 2
$$

→ 価格弾力性は2(弾力的)


2. 需要の所得弾力性(じゅようのしょとくだんりょくせい)

定義

需要の所得弾力性とは、
「消費者の所得(収入)が変化したときに、需要量がどの程度変化するか」を示す指標です。

式(基本)

$$
需要の所得弾力性=\frac{需要量の変化率}{所得の変化率}
$$

変化率を具体的に書くと、

$$
需要の所得弾力性=\frac{\frac{\Delta Q}{Q}}{\frac{\Delta Y}{Y}}
$$

  • $Q$:需要量
  • $Y$:所得
  • $\Delta Q$:需要量の変化分
  • $\Delta Y$:所得の変化分

わかりやすい意味

  • 所得が増えると需要量も増える財(例:外食、旅行)
    → 所得弾力性はプラス(正常財)
  • 所得が増えると需要量が減る財(例:安価な代替食品など)
    → 所得弾力性はマイナス(下級財)

所得が 10%増加、旅行の需要量が 15%増加したとすると、

$$
需要の所得弾力性=\frac{15\%}{10\%}=1.5
$$

→ 所得弾力性は1.5